2008年11月28日カメラは光を撮る物です
カメラマニアはそれなりに良いカメラを複数台もっているのがザラでしょう。でも照明に関わる道具を一切もっていない場合も多いようです。
カメラで撮影する際に肝要なのは光です。光をどうとらえるかによって写真は全く変わるのです。それでもカメラマニアが照明に関わる機材をほとんど持っていないのは元々の目的が写真を撮る事ではなくてカメラを所有する事にあるからでしょう。
カメラは撮影するための道具ですがいつの間にか所有する事に意義が有ると考えられているようです。
自然の風景を撮影する場合には確かに照明機器は必要ない場合がほとんどです。ただしこの場合には気合と根性と時間とお金が必要という事になります。
それ以外の撮影において照明を全く必要としない場合はドキュメンタリー写真(照明してられない)ぐらいであってすべからずライティングの機材は必要不可欠な機材だと思います。
ライティングの機材として最もポピュラーなのはストロボです。内臓ストロボもストロボのウチですがこれでは撮影スタイルに制限が有りすぎます。外付けのストロボを使用してバウンドさせたりデフューズさせたりすると光の配分に自由度が広がります。
さらに多灯ストロボでライティングが行えればモアベターです。
レフ板も重要です。単に反射の具合が異なる板を数枚用意するだけですが既存の光を流用するので光源からの光と同じ光を角度を変えて当てる事ができます。
光沢、マット、ホワイトなど反射部分の素材によって光の柔らかさの加減もできます。
デフューザーもいくつか用意すべきでしょう。 へ? デフューザーって何かって。まあwebで調べてみてください。カメラ業界としてもあまり儲けにならない品なのでほぼ宣伝していませんが非常に効果的で思い通りの写真を撮りたかったら必須アイテム(テクニック)なのです。
よくサンプル写真を気に入ってハード(カメラ)を買う場合があるようですが買ってみてサンプルっぽい写真が撮れるのかと言えばまぐれで撮れた場合を除き平凡なスナップ写真しか撮れないはずです。
思うようにいかないからだんだん使わなくなりほこりをかぶって数年経つと目新しい商品が店頭に並んでまた買うことになります。
以下同文。
カメラも自転車も買ったら使いこなしましょう。
ちなみに飯倉はコンパクトカメラで出先で接写する時など財布の中のレシ−トを使ってストロボ光をデフューズさせて撮ったりしています。
野外でポートレート撮影の場合にはノートをレフ版に出来る場合も有ります。
お金をかけるだけではダメです。
ちなみに飯倉執筆の本の写真は自分で撮影しています。あれこれ考えながら最も判りやすい写真になるようにライティングを工夫しています。
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