購入先不問で持ち込み歓迎なサイメンには中古品も多数来るのだがその中には不良品も多数含まれている。
明らかに商品としては失格なのだが売ってるほうにも買ってるほうにもその自覚があまり無いような感じだ。
写真の品は一個前の105のブレーキキャリパー、販売店側でOHしたらしく確かに奇麗にはなっているがスモールパーツ(今回はワッシャー)の組み付け順が間違っているし玉当たりも不良で明らかにガタがある。
12角のメガネレンチで締め付けるはずのナットは手で緩んでしまうという何ともお粗末な品だ。
アームの軸穴部分にあるキズはワッシャーに当たるはずのベアリングの玉がアルミ部分を削ってしまって出来たもの。幸いワッシャーを入れ替えれば無事使える範囲内だったのでそのまま使用した。
たいして利益も出ないものをいちいちバラしたのは店主のする事ではなくバイトが興味本位にやった事だろう。バラスのは出来たが組み付けが判らなくなりそのままエイヤッ!で一応イッコにした物を売っちゃうんだからオイオイだよね。しかもブレーキ。
やっぱり中古を買うのはリスク承知で、たとえお店で買っても当てにならないと思っていましょう。
飯倉的には105なら新品を買ったほうがよほど良いと思います。
新品で購入したシマノの BR-R650 を組み付け前にバラしたら、同じ状態だったことが以前に一度ありました。
意外と、シマノの製造工程もいい加減なのかもしれません……。