先日のブレーキシュー取り付けボルト崩壊の件で日本法人から指摘を受けました。
まず、指定トルクでも壊れる可能性があるのはフロントディレーラーのバンド(塗装が厚い場合とか)、お客さんが増締めをした場合の2点を説明したそうで飯倉が書いたようななんでも壊れる可能性があるという記述は間違っているそうです。
? だそうです、ぼさっと聞いていたんで勘違いしたようです。
ボルトが無償で送られてきたのでオーナーの都合がつき次第交換です。
再度トルクレンチで計測しながら作業する予定ですが、ここで問題です。
トルクレンチで締めれば所定のトルクがかかるかというと実はそう簡単な問題でもありません。極端な例で言うとトラックなどの大型車のホイール取り付けボルトにはグリースを塗ってはいけないそうです。これは運輸省のwebサイトにも記述が有るので厳密に守らないとマジヤバいことになるんでしょうね。
なんでグリースを塗ってはいけないかというとグリースで滑りが良くなってトルクレンチの読みがずれるそうです。つまり締めすぎる→ボルトが折れる→重大事故になる という事ですね。
で、今回はどうするか? これはまたのお楽しみという事で。
毎度、自転車に関して教えていただきありがとうございます。
特に、小径車の動画では、ロードに比べて構造上劣る点を理屈付きでご説明されており大変参考になりました。
しかしながら、その飯倉さんが今回のカンパの不具合の件で、なぜ、トラックのホイールのボルト折れの話を引き合いに出すのか理解できません。
飯倉さんが仰りたいグリス潤滑による締めすぎの件は、同じ締め付けトルクで締めても、グリスを塗る場合は、そうでない場合にくらべて、ボルトに加わる長手方向(軸方向)の引っ張り応力が増えるということですよね。
しかし、今回のカンパのボルト穴破壊の事例では、トルクレンチが接触しているのは、ボルトのトルクス穴なのだから、長手方向の引っ張り応力は関係ないですよね。
ですから、グリースで(ボルトのねじ山の)滑りがよくなっても、トルクレンチの読みがずれることは無いと考えることが妥当だと思われます。
よって、トルクレンチの読みが正しければ、ボルトにグリスを塗っても塗らなくてもブレーキシュー取り付けボルトのトルクス穴にかかるトルクは一定になるはずで、
カンパ側の計算が正しければ指定トルクで締め付ければ壊れないはずですよね?
ゆえに、今回壊れたボルトは、カンパ側の製造工程上のミスか設計ミスであると考えられるのですが、どうでしょうか?
ブレーキに関することですので大変気がかりです。
よろしくお願いいたします。
> トのトルクス穴なのだから、長手方向の引っ張り応力は関係ないですよね。
>
そうですね、これは飯倉の勘違いです。
> カンパ側の計算が正しければ指定トルクで締め付ければ壊れないはずですよね?
>
そうです。再度取り付けの時にどうなるか!?たぶん何も起こらないんでしょう。
指定トルクで不具合が起こる事はこの数年たびたびある事なんでまたか・・・としか思っていません。カーボンはヤバそうになると手応えとかで判る場合があるんですがアルミだといきなりなんで何ともはやです。
ウェットで締めるか?ドライで締めるのか?
冷間か?温間か?
昔ながらの角度法なのか?可塑性域締結法か?
ネジって、とても難しい…
まあ、昔のポルシェ、ネジの再使用は不可でした、とか…
一度でも締めたネジはゴミである、と?
でも、自転車の世界だから、こそ!余裕を持って、気楽に乗りたい。
まあ、すぐに壊れるピーキーなパーツって困惑モノですにゃ。
とにかく、ゴミも増えるから…
四角テーパー時代のBBはシマノはグリースを塗る、カンパは塗らないとなってました。
この程度の事ならルールを守れば多少作業にラフな部分があっても大丈夫なんでしょうが規定通りにやってもうまくいかない場合が増えてきているのは困りものです。軽量化競争ではなく別のところで競ってほしいんですけどね。
ご回答いただきありがとうございます。
コストダウンのためにへたった金型使ってネジ作ったんでしょうかね?
いずれにしても同じ規格のネジをヤワな金属に置き換えるような軽量化はご遠慮願いたいですね。