どちらも解決法はあるがめんどくさいという事に関してサイメンの提言している事と似ている。
結局多くの人にとって受け入れがたい事だろうけれど面倒な事でも受け入れて実行できる、もしくは面倒な事をお金で解決できる人にとっては有益かもしれない情報の一つ。
もちろんこの2冊に書いている事が正しいかどうかは検証が必要だがやってくうちにそれは分かる事、また費用(面倒)対効果で割に合うかどうかもいずれ判断できる。
割に合うと判断されれば継続するだけでそれが続けばさらにブラッシュアップされて洗練される。そうこうしていくうちにいつの間にやら他とは大きく差がつくってわけだ。
個別に見ていこうか。まずは「食品の裏側」、食品添加物は今時どんな加工食品にも入っているのはどちらさんもご承知だろう。でも「無添加」とか「遺伝子組み換えではない」とか「天然色素」とかパッケージに書かれていると短絡的に良い食品と判断してないだろうか? 判断しているよね~。同じような商品に一方だけこれらの文句があればそっち買っちゃうよね。
無添加ってのは無添加と書いちゃって問題ない範囲内で無添加なのでそれをうたって問題の無い範囲内で別のものが入っていたり、遺伝子組み換えではないってのも原料に加工品として表記するものなら遺伝子組み換えが当たり前だし天然色素は人口色素より安全って根拠はどこにも無いわけだ。結局商品を開発した側は消費者の勝手な思い込みを巧く利用して商売をしているだけってわけだな。
勝手に良いと思い込んでくれるんだから商売する側にとってはありがたいよね、逆にほんとは良い商品でも消費者が良いと思ってくれない商品は売れない訳だから市場から消えていくだけ。本当に良い商品が人気の商品とは限らないわけで消費者がアホならアホな商品が大量に流通するってワケですよ。
有権者がアホならアホな政治家がアホな政治をするのと一緒だね。
つぎにゴキブリ。駆除するにはキッチンを奇麗にしておくとかバルサンとかホイホイとか常識的な対処法ではまるっきり不足でもっと徹底的にやらなきゃダメだというのがこの本の言わんとしているところ。最初にリサーチ、その後ゴキの行動パターンの解析から効果的&徹底的に駆除、以降ゴキがほぼいない状態を維持出来るように定期的な駆除をするのだ。
のだ、と言葉で言うのは簡単だがこの本にあるような方法を本当にとるのはほとんどの人にとって不可能だろう。そのくらい大変な作業が書いてある。
飲食店ではプロが駆除を行っているだろうが果たしてプロもここまでやっているのかなぁという気がする。多分やってない。やって効果がありすぎると自分の仕事が無くなるからほどほどにしとくんじゃないかと思う。
根性のある店主なら自分でやっちゃって効果覿面って策もあるよなぁと思ったりして。最初に一発ガツンとやっとくと後の維持は簡単なのは自転車も一緒だけどね。
いずれにせよ本当のことを言っちゃうとウケが悪いよなぁって事でサイメンと一致。今すぐ簡単にいい思いさせてくれってのが多くの人の思いなのだからいつまでたっても面倒でも引き受ける&お金で解決するって人以外は右往左往を続けるワケだね、
元ゴキブリ駆除業者の者です。
プロは通常は購入できない(今はネットで購入できますが)良い薬剤を適所に使用していますので効果はかなりあります。ただ薬剤は一年ももたないので普通年に二回ほどは薬剤処理をします。 チャバネゴキブリが多い場合は難易度高いです。
うちの場合ゴキブリ団子系のゴキンジャムは効果てきめんでした。
ホイホイはまったく効きません。カネの無駄。