ホイールの引き出し

新キャビネットにはホイールと名付けた引き出しが在る。入れ組みは見ての通りで主にホイールを組んだり振れとりやスポークテンション調整時に使う工具を集めてある。空気圧計が在るのが不思議に思われるかもしれないがスポークテンションは空気圧に影響したりもするので認識用に用意してある。たまに圧がかかっている時と抜けてる時でテンションが大幅に変わるホイールが在るのだ。面倒いな、
ホイールのメンテと言えばハブのグリースアップも重要だがこれはまた別種の作業と割り切っている。
ちなみにハブの玉当たりはクイックを開けるか締めるかでも変わってしまうのだが話には聞いたことがあっても本当に理解している人は少ないだろう。実はホイールになっていてはその違いを知る事は出来なくってハブ単体で開け閉めしてみると違いがわかるのだ。違いを知ってこそ玉当たり調整も適切にできるモノなのだが完組ホイールを使い捨てにしてもらうのが最良のビジネススタイルになっている今ではほとんどのショップはそんな事に興味は無いだろう。
スポークテンションもしかり、買った時のテンションは時とともに下がっていきだんだん買った時の輝きは失っていく。適当なところでテンションを戻してやれば良いのだが買い替えてもらったほうが儲かると考えているショップがどのような対応を取るかは考えればわかるはずだ。

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