シマノの11S化に伴いフリー側のハブフランジ位置が変更になりました。今はデュラだけですが順次各モデルとも同規格になるでしょうからそれへの対応をしなければいけません。
売ったら売りっぱなしの店ではどうでもいい事ですがサイメンの様にいじってなんぼの店では正確に(つまりメーカーの言い分を鵜呑みにしてはいけない)事を掌握しておかなければいけません。
今回わざわざ10Sの105ハブと11Sのデュラでハブ以外はそっくり同じに組んだホイールを用意。スポークテンションの計測や歪み試験をやってみます。
写真は歪み試験の実施状況。いらなくなったフレームにホイールを固定して、重り(灯油タンクに水が18L)をぶら下げた時にどれだけ歪むかを計測します。
正確にはもっとしっかりしたジグを用意すべきですが相対的な数値さえ判ればいいだろうという事でこんな感じに。
本格的な計測は数日後なのですが今日のテストでは7.5kgでは過重不十分。灯油タンク(約18kg)でまあまあな様ですのでコレでいきます。
出てきた数字と実際走っている時の体感がリンクするかは???ですがとにかくやってみない事には始まらんなという事で、
いつも参考にさせて頂いてます。
三脚の意外な活用方法を知ることができ勉強になりました。
あと、今回はホイール軸と平行な方向の応力が加わった場合についての計測でしょうか?
おそらくコーナリング時の荷重による変形を想定されていると思います。
ここでもしてこの原理が成り立つと仮定すると、直接応力がかかる力点部分に変位が見られれば
反対側のブレーキシュー側も変位するように思えるので、そっち側の計測結果も見えれば
面白いですね。
三脚は結局NGということになりました、スチル用の重くてゴツいやつなんですがワークスタンド+ジャッキの方が剛性有りという事で採用です。
他に万力の水平が出ていないのを修正したりでズルズル時間が経ってしまいました。いずれにせよそれほど厳密な試験ではないですが出来る範囲内でガンバリました。
今回の試験は確かにコーナーリング中の力のかかり方と同方向です。プロのレース中継などで下りで脈絡無い転倒をしている選手をスローでチェックするとリアホイールが撓んでロックして落車してんじゃねえかな???って場面あります。彼らはプロですからスポンサーには歯向かわないでしょうけど私のブログ見る人は自費でホイール買う人でしょうからキチンと情報収集して対策とりましょう。
ブレーキシュー側の変異もこの装置で計測可能ですが今回の趣旨とは異なるんでやってません。でも反対側も見た感じでヤバいくらい撓んでました。
今回の重さが妥当だとすると2mmのズレですね、びっくりです。
ホイールの硬さだけでなく、リムの振れ幅まで制限がかかり、
振れ取り調整もますます面倒くさくなりそうですね。
ご返信いただきありがとうございました。
計測すると確かに違いは有りますがシマノが安全性に明らかに難有りな製品を出すはずも無いので完組ホイールは実用上問題無いレベルであるはずです。でも手組は組み方によっては危険なホイールが出来上がってしまいそうです。このところはきちんと認識しておかないといけないと思います!