非対称リムがやっと入荷したのでさっそく9000デュラハブで組んでみた。
まずは再度9000デュラハブ+オープンプロの組みあわせでのスポークテンションを見てもらおう。条件はどちらもリム以外は同条件、32H、星14-15バテッドスポーク、星アルミニップルの組み合わせ。テンション値はホーザンとパークの両方のゲージでおこなっている。数値は全てのスポークを測定した後の平均値の概略値。
オープンプロCD
フリー側テンション(N)反フリー側テンション(N)
1000 300
1200 400
1300 450
DT RR440アンシンメトリック
フリー側テンション(N)反フリー側テンション(N)
1000 550
1200 600
1300 700
当たり前だがDTの非対称リムはフリー側のテンションの自由度が極めて高い。シマノ11Sハブでホイールを柔らかめにしたり体重に最適化するには非対称リムでない限り無理だ。
対称リムでフリー側1000Nにした時の反対側300Nというのは触るとグニャグニャな状態。左右で組み数を変えれば大丈夫との情報が在るそうだがやってみれば判る、そんな小細工は焼け石に水だ。
しょせん対称リムで11Sホイールを作ろうとすればフリー側をガチガチに張るしか選択肢は無い。