っと いう事でやってみたよ、

IMG_1931さて、シマノ11S化で手組ヤバいぜ!情報を発信している飯倉ですが手組をお薦めしている者としてはこの事態になんとか対応せねばなとあれこれジタバタしておるのは皆さんご存じの通り。
で、結論としては非対称リム(DT RR440)を使うしかネェなという事で落ち着いたんですがこの非対称リムを10Sハブに使ってしかもエンド幅を135mmにいじってフリー側フランジをフリー方向に振ったらスポークテンションの左右差が極限まで小さくなるホイールが出来るわけですョ!!!理屈的には、と以前書いたので さっそく組んでみました。比較できる様にスポークは前回同様星の14-15番バテッドです。結果は・・・
フリー側テンション(N)反フリー側テンション(N)
1000         700
1200         900

もうチョー笑える数字でました。ちなみに過去に出した対称リム+11Sハブの組み合わせだと

オープンプロCD+11Sハブ(FH-9000)
フリー側テンション(N)反フリー側テンション(N)
1000         300
1200         400
1300         450

フリー側1000NというのはリムによってはMAXのテンションです(DT RR440は1200N)。これ以上上げてはNGという数字ですがこの時の反フリー側のテンション300Nは手で触るとグニャグニャ状態。これで走れといわれてもまっぴらごめんでござんす!
ちなみにハブをそのままでリムだけ非対称にすると下記の様に使い物になるホイールになります。

DT RR440アンシンメトリック+11Sハブ(FH-9000)
フリー側テンション(N)反フリー側テンション(N)
1000         550
1200         600
1300         700

さて、今回やったロードハブ135mm化は105のハブ(FH-5700)にシマノのMTB用ハブシャフトを組み込んだだけです。シャフトの値段は570円ですのであとは5mmのスペーサーを用意するだけでOK!です。
5mmのスペーサーはシマノリペアパーツカタログをめくってみても今回は適当な物が見つからなかったので手持ちの古いパーツを使ったのですが情報お持ちの方ぜひご一報ください!
フレーム側はどうするのかというと鉄フレームならエンド幅を135mmに修正するのは容易ですし今時値の張る価格帯ではメジャーなカーボンはどうせエンド幅の精度なんて出てなかったりしますんでそのままガツッと突っ込んでも使えると思います(無論保証しませんが)クイックは軽量なやつではなくシマノの純正がそれに準ずるモノを使えばしっかり固定できます。
さて、今回のシマノの規格変更にはエンド幅の修正はなかったんですが130mmのエンド幅で11段変速規格の商品が隅々まで行き渡ったところで135mmに規格変更(12S?)となるのは間違いないと読んでいます。それが商売ってもんでしょう!
たぶんそれが実行されるには4〜5年くらい先?もっと近いかな、
メーカーの意向がどうであれ135mmにシフトするかどうかは個人の自由ですから世間より一歩先を行くのも良いんじゃないかと思います。
ちなみにフロントの変速は微調整するだけで何の問題も無く使えました。

One thought on “っと いう事でやってみたよ、

  1. 2017/03/30 at 8:01 PM

    先日4700ティアグラのハブで、オープンプロで組んてみました。
    フリー側は限界に近く、反フリー側はユルユル、再び分解し、フリーを確かめた所、11速に対応したハブだったのだとがっかりしましたが、フリー側を14#プレーンとし、反フリー側を15#として改めて組み直しました。
    なんとか組む事はできましたが、まさか4700のハブまで11速化していると思いませんでした。

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