現在放送されているBAAのコマーシャルをご覧になりましたか。
子供が自転車に乗っていてあやうく坂に落っこちそうになるところをブレーキをかけて一安心ってな感じなのです。
つまりBAAマークの付いている自転車ならブレーキもしっかり利いて特にお子さんが乗る自転車にはBAAマークが付いていないとアブナイですよってのをアピールしたいんだと思います。
しかしBAAマーク付きの自転車ってどうでしょうね???
写真はBAAマーク付きの自転車に付いていたリアブレーキ。某ブレーキメーカーの品です。自転車自体も名の知れたメーカー品です。
この自転車、ブレーキの効きが悪いという事でまずはフロント側に手を入れました。その後、リアスポークが何本も折れたのでその修理のタイミングでリアブレーキも交換となったのです。
この一件で確実に言える事は「前後ブレーキとも効きの悪いBAAマーク付きメーカー自転車は存在する!」という事です。
修理後の自転車はやっとまともにブレーキが効く自転車になったのですが1万数千円で購入したこの自転車にブレーキを丸ごと交換する工賃をかける人は常識的にはまずいないでしょう。
今回はたまたまなじみのお客さんで信頼してまかせてくれたから事が進みましたが一見さんがこの案件で修理代を聞いたらサイメンは「ぼったくり自転車屋」扱いされる事 間違い無しです。
残念ながらもっと値段の高い(3万円くらい)自転車に買い替えを勧めるのが現実的な対応です(涙)!
このごろは忙しくてお伺いできませんが….
BAA を経産省の官僚の立場から見たものとして、江藤学 『自転車産業の標準化と産業競争力』 http://srdi-st.jp/hyojun/gakkaipre/2C19yokou(200610).pdf てものがあります。ご参考までに。