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2003年5月19日医学的には生きている人
 医学的には生きているというのは脳波が出ていて心臓が動いている事である。現代の定義ではどちらか片方でも生きている事にはなる。
 私は2度ほど入院したことがあるが、それは死にかけている人を中期的に観察することが出来た貴重な体験であった。
 死にかけてる人もいろいろだ。一番多いのは体はへたっているが脳波も出ているし心臓も動いている・・・・・が、すでに魂の死んでる人。つまり医学的には生きてる人だ。心停止した人が蘇生することはあっても魂が死んだ人の魂が蘇生する事はあるのだろうか???近未来医学の課題にタマシイ測定装置の開発も加えて欲しいモノだ。
 問題なのはこのての患者は非常に手間暇かかる患者だということだ。手間暇かかりすぎて医者もナースもへとへとだ。大変なのはその場にいる医療従事者だけではない。社会補償費という形で赤の他人のエネルギーも吸われてしまうのだ。
 こんな事を言えば非人道的と言われかねないが、魂の死んだ人間を医学的には生かしておくために今を生きている人々がヘトヘトのふらふらになっている現状の仕組みには大いに疑問を感じる。

 それ以外に目に付いたのは医者にすがる人だ。何とか助けて欲しいと医者にすがる人。この人とは話がすることが出来た。彼の言い分はこうだ。自分は今までなんのために生きてきたかわからない、このまま死ぬわけにはいかない、何とか死なないようにして欲しいと言うのだ。この方80歳ぐらいだろうか。充分時間はあったはずだ、今までなにをしてきたのだろう???それほどまでに意味のないことに延々と時間を使ってきたのだろうか?メンツや世間体を維持するだけに時間を使ってきたのか??それとも毎日楽な方に流されるままにしてきて気が付いたらジジイいになってしまってたのか???こういうのは死期が近いが医学的には生きていて魂がもがいてる人とでも言うか。医者にすがるより時間を味方に付ける方がよほど現実的な策なのだが今までその場その時のごまかしだけで生きてきた彼には理解できないことだろう。
 いずれにしても作戦誤ってるだろ!医者が出来ることはごく限られている。その証拠に医者が特別に長生きしてるってのは聞かないでしょ。医者が気合い入れて治療すれば長生きできるんだったら自分がやばくなったらそれこそ死ぬほど気合いを入れて治療に当たるはずですよ。それでどうにかなるんなら結果的に医者は長生きするはずですがそんなことはとんと聞きませんね。医者にすがるのは無駄です。
 私は人間の平均寿命がぐんとのびたのも医者のおかげなんて思っていません。これは栄養状態が飛躍的に良くなったからってのが大きいのだと思います。あとは下水の完備とか。医療の充実でのびたのは人間が長寿をゲットしたの理由のごく一部というのが私感です。

 自分が死ぬときはどうだろう???少なくとも過労気味な医療従事者に迷惑かけずにあっさり逝きたいものだ。

 逝く前にはやっぱりナースのおけつをなでてビンタを食らいたい。ビンタをくらった直後に心電計がピ-----------。
 ドラマチックだな!   ウーん、今から楽しみ。

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