|  2002年12月20日自転車出張修理で大儲け!? 当社はもともと自転車出張修理専門業で産声をあげました。以来11年自転車を直す事だけに特化して
 営業を続けてきました。
 営業を続けていられるわけですから当然自転車出張修理は儲けを出す事が出来ます。この仕事で大儲け
 するにはセオリー通り規模を大きくしていけば良い事になります。
 一つの成功例が出来たら後はそれをマニュアル化してコピーを大量に作れば良いのですから頭の良い人
 がやればきっとできると思います。
 このような事を書くと『それなら飯倉お前が自分でやってみたらどうだ』と考える方もいらっしゃると
 思います。ところが私には出来そうにないです。頭の良し悪しではなくて性分に合いません。
  まずは私の成功例がマニュアル化にあまり適していないように思います。私のやり方は万人に共通したサービスを心掛けているのではなくその時々で対応を変えています。あまりにもケースバイケースなので
 す。ケースバイケースをマニュアル化する事は出来ませんよね。想定されている状況が無限に有るわけで
 すから。
 なぜ私がそんなめんどくさい事をするかと言うとパーソナリティーの問題です。その時の状況や諸々の
 要素を組み合わせての認知判断行動はその人のパーソナリティーが大きく影響してきます。この場合だと
 私のパーソナリティーですね。決まり等に制約される事無くその時々で一番適切な判断をしたいのです。
 その時々で一番適切な判断をつねに下さないといけない状態という事は実は大変な重労働で、多くの人
 はこれをいやがるでしょう。だからこそマニュアルが出来てそれに過剰適応したマニュアル君、マニュア
 ルちゃんが大量発生してしまったのです。マニュアル通りにやっているんだから文句ねーだロー!ってな
 もんです。
 もう一つは他人をマニュアル通りに動かしたいとは思わないというのもあります。マニュアルができた
 としてそのマニュアルの通りに人が動いたとしても私は嬉しくもなんともないです。マニュアルに縛られ
 て身動きとれない人間を大量生産するのはその人を否定しているようでなんとも嫌な気分です。
 いっぽうフランチャイズ店ではマニュアルで縛り上げないと店主がとことん手を抜いて結局店を潰して
 しまう人が多い事を本部側が判っているので、もうがんじがらめです。あれでは名目オーナー実質ロボッ
 トのようです。将来的にはあれはロボットのやる仕事であって人間のやる仕事ではないと思います。もち
 ろん趣味でやる分には良いと思いますが生活のためにやるならロボットとコスト競争をする事になります。
 ロボットのランニングコストとイニシャルコストを計算してその人の人件費が割り出されます。ロボット
 が安くなれば人件費も安くなります。マニュアルバカはロボットが安くて利口になればさらに買い叩かれ
 た上に勉強までさせられるのです。
  さて、この自転車出張修理業。マニュアル化する事ができれば大儲けできると思うのですがどなたかチャレンジしませんか?今ならだれもやっていませんから一番乗りできます。
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