|  2002年2月27日 作用と反作用
  むか〜し学校で習ったこの言葉。言葉の正確な定義は忘れてしまっても、日々物理的な制約の中で生きている私たちはこの影響を受けています。自分は物を押しているつもりなのに実は自分も物に押されているってやつですね。
 物理の世界だけではありません。たとえば経済に関してもサービスなり物なりを安く買いたたけば相手はどこ
 かで手を抜いてきます。手を抜かなければ別のところでリベートを要求してきます。ただより高い物はないとい
 うやつです。
 こんなのはどうでしょう?便利の反作用は孤独。便利なら他人を頼ることもないし、他人を助ける必要もない。
 他人は便利には動かないから便利に動く物だけとアクセスする。   ほ〜ら。だんだん孤独になっていく。
  昔、自転車で日本中を旅していた頃、たくさんの人にご厄介になった。というより、赤の他人が積極的に助けてくれた。夕方道を尋ねたりするとけっこう今夜は家に泊まっていけと勧めてくれた。見ず知らずの他人を家に
 泊める。これはオートバイとか車とかの便利な乗り物で旅行していたらありえないことだ。
  コンビニエンスストアーってあるでしょ。コンビニエンスって便利って意味なんですよ。コンビニは便利と同時に孤独も売ってるんじゃないでしょうか?
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