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2003年3月13日 なんでもタダの時代

 現代日本で生活しているということは思考回路をちょこっと切り替えるだけで一昔前までは夢のようなことがほぼタダできてしまう時代になりました。
 たとえば世界一周航空券は30万円程度で入手可能です。これに70万円足せば安宿と安い食事はまかなえるでしょう。100万円(単身者の引っ越し一回分)で世界一周ができてしまうのです。そもそも日本人が自由に海外旅行をできるようになってからまだ40年もたっていません。それでもこれだけ常識が変わるのです。現代日本人はカッコを気にせず、多少のリスクを覚悟すれば大した負担もなく(100万円はこの場合ほぼタダと言っていいような気がする)世界一周ができるようになりました。

 自転車に関してもサスもフレームもほぼタダ。3年落ちくらいのサンツアーのサスとプレステージ(クロモリ)のロードフレームをヤフオクに出品しようとしたのですが両者とも2千円程度にしかならないようなのです。ナンジャコリャ!?ほぼタダのような値段です。

 明治時代は自転車一台は安めの家一軒分の値段がしたそうで自転車店では月に3台も売れれば左うちわだったそうです。それが今では数年前の比較的高性能で程度の良い品でもほぼタダで手にはいるようになりました。

 その他の物も頭と時間を使えばタダみたいに物は手に入る時代になりました。昔、私の父がしみじみ言っていました「自分が子供だった頃はまさか自分も海外旅行ができるとは思っていなかった。ましてや自家用車を所有する時代がくるとは思わなかった!!」その車も中古の不人気な物だったら1万円(税金等はかかるが)ぐらいで売っているのも珍しくないのよね〜。

 何でもほぼタダになった時代にどう生きるか??世間体や変な迷信(ブランドとかトレンドとか絶対とか老後とか俺のこだわりとか多少の面倒とか汚れとか傷とか)に振り回されなければ現代日本はかなり金銭的には自由に生きられます。

 結局自分の心を自分でコントロールできるかどうかが肝心ってことね。