2006年6月26日
で、またまた間が開いてしまました。
今度は何やってたかって言うと本ですよ本。「MTB&クロスバイクトラブルシューティング」ほぼ完成しました。ホ!
しかし出版自体は8月ごろになりそうです。これは出版者側のつごうでして飯倉の方はいつでもかかってこい状態。
続いて初心者向けの本を書く予定です。初心者向けと言っても飯倉の書く本ですのでそこのところは半端で無い品を考えてます。
詳細に付いては追々。
毎旬恒例の忙しさも落ち付いたところでこの春は18台でした。
何がと言えば毎年恒例の某有名自転車店で購入されたマシンの初期不良改善依頼です。
毎年きっちり十数台持ち込まれます。初期不良なんですから取りあえずはその某有名販売店にクレームを出してみてはと提案するのですがマシン自体には全く問題ないと突き返されて専門用語をずらりと並べて煙りにまかれて追い返されるそうです。
当方としてはその某有名自転車販売店とは何のつながりもありませんので通常の工賃をいただくことになります。大体直しに2時間くらいかかりますので1万数千円の出費となるのですがなんともはや複雑な気分です。
仕事が入ったんだから嬉しかろうと思われるでしょうが目の前のマシンは明らかに組み付けが間違っていたりトルクが足りなかったりパーツの互換性が合っていなかったりとプロの仕事とは思えない品です。しかも1万円未満のママチャリでは無いのですよ!中心価格態は10万円台。安く無い値段です。それでも不完全な形で販売してクレームをつけた客は無下に扱うそのショップが外見だけは立派に見えるとはなんともやりきれません。
昨日は世界最大のスポーツ車生産メーカーのマシンを見させてもらったのですがフラットバーロードにVブレーキ用レバーが付いていました。ロード用のキャリパーブレーキにVブレーキ用ブレーキレバーを合わせたのではてこ比が異なってブレーキの効きが極端に悪くなります。
このマシン。通販で購入したそうです。販売店がわざわざ組み換えることは考えにくいのでたぶん当初からこの組み合わせて工場から出荷されるのでしょう。この程度だったらクレームはこない。通販だから客がクレームをつけにくいのは織り込み済みなのでしょうか!?全く情けないことです。
結局このマシンはフラットロード用のブレーキレバーに付け替える事になりました。このお客さんは前々からサイメンを利用してくれていたのですんなり事が運びましたがそうでなかったらどうなっていたのでしょう。効きの悪いマシンのまま使い続けることになったんでしょうか??普通の街の自転車店ではたぶんこのマシンの面倒は見られなかったでしょう。Vブレーキ用レバーがロードに使えない事も知らないでしょうから。
さらに一昨日には別の有名店グループで購入したロックショックスSIDをO/Hしてもらったらその後おかしくなったからやり直してほしいとの依頼を受けました。
あける前にサスを揺すってみるとなるほどなんだか動きがへんです。通常通りばらしていくと明らかに中のパーツの組み方が間違っています。なんてったっておかしいのはオイルダンパーのオイルの通り道にゴムダンパーがもろにかぶっていてオイルが通らなくなっていることです。基本的なサスの理屈が分かっていない人物が分解組み立てをしたとしか考えれれません。
なんだか情けない話の連発でこの業界どうなっちゃうの???と思います。プロがいなくなっちゃいます。
話が変わってハイテク物なんですがDVDや本の撮影に観音様「パワーショットプロ1」というカメラを使っているんですがこのカメラも生産中止になって後継機種も出そうに無いのでバックアップにもう一台買おうとしたらある日ある時市場からこつ然と消えてしまいました。
その数日前まではあっちこっちで売っていたのがある日ある時こつ然と消える。
ハイテク機器って ムー大陸か!?
結局バックアップ用カメラは変えずじまい。なんでこうなるかな。そういえば飯倉はS-VHSのライブラリーも多いのでデッキが無くなる前にそこそこ高級デッキをゲットしておこうとヨドバシカメラにいったらすでに時遅し高級機種なんで影も形も無い。
そういえばブラウン管テレビは薄型テレビ売り場の隅の隅に追いやられているでは無いか。なんと!未だに画質を問うならブラウン管だろうと思うのだが消費者ってここまで思考が止まっているのかとしばし呆然。
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