ワイヤーの潤滑にはなにがよいのだろう??? |
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各潤滑剤のカタログなどにはあれこれゴタクが書いてありますが実際その通りとは限りません今回は少々厳しい条件でワイヤーをぐるぐる巻きにして各潤滑剤の性能を見てみましょう。 |
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潤滑剤無し |
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シマノデュラグリス |
フィニッシュラインクライテックワックス |
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チタン潤滑剤、10〜30ナノサイズの真球状超微粒子チタンと超強力油膜形式RESPOの融合 |
シマノ純正グリス |
デュポン社製先進オイルクライトックスを配合したワックス潤滑剤。テフロンより粒子が細かく金属とこすれても剥がれにくい。 |
シリコンスプレー。サラサラ系の潤滑剤で剥離材などにも使われている。溶剤がいっさい入っていないのでその点でも好感が持てる。 |
究極といわれてはいるが未だきちんとした使い方が定まっていないケミカル。このままだとDATのような存在になってしまうような。しっかりしろよ究極くん! |
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なるほどな重さ。しかし完成車の多くはこんな感じで組んでいるのだろう。ワイヤーがシマノ純正なだけましだ。 |
それなりに軽くなるがワックスやSLほどには軽くない。105と同等といった感じか。今後の耐久性を見たい。 |
重い。論外である。使用量を減らせばもう少しましになると思うがいずれにしても局所的に使う以外に使い道はないだろう。 |
良好である。当社で推奨している物の一つ、不安材料としては溶剤が悪さをしないかと思うのだが今のところ問題なく運用できている。もちもSLより良さそうなのだがこれはあくまで経験から言っているだけで明確に言い切れないところがある。今回の実験でこのところをはっきりとさせたい。 |
良好である。少なくとも現時点では一番良く潤滑出来ている。後は時間がたったり頻繁にこすって持ちがどう変わるかを検証したい。ワックスと違ってスプレーなのでワイヤーインジェクターが使えるのもグットである。 |
イマイチ潤滑出来ているか不安な動き。やや抵抗があり金属がどこかに当たっているような気がする。 |
ワコーズとフィニッシュラインの潤滑剤の使い分け方 |
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メーカー&商品名 |
ワコーズ ラスペネ |
フィニッシュラインテフロンプラスドライルーブ |
ワコーズ メンテルーブ |
フィニッシュラインクロスカントリーウエットルーブ |
フィニッシュライン クライテックワックスルーブ |
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ドライ状態のまま潤滑のため触るとワックスの感触はあるが粘度は感じない。 |
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チェーンに使用した場合の汚れの付き方 |
小、すぐ流れてしまうので、クリーニングも容易 |
小だがラスペネよりは付く |
粘度を思えば小、噴いた後はウエスで余分についた分は除去する |
すぐ黒くなる。ふくらはぎにチェーンリングの模様をつけたかったらこれ。付いた汚れを放置するとクリーニングは大変だ。 |
ワックスが付いている印象はある。汚れは付きにくい。セルフクリーニング効果も期待できる。輪行を頻繁にする人や折り畳み自転車を折り畳む人にはよいだろう。 |
あえて欠点を言えば |
チェーンに使用した場合には耐久性のなさを明きらかに感じる。一日の走行が20km以上の人にはチェーンオイルとしては勧められない。 |
テフロンの粉が残るので気にする人はいるかもしれない。 |
量が少ない。様な印象のあるカン |
雨天の通勤やマッディなコースを走る人には向いているがそうでない限りはメンテルーブで間に合うはず。クリーニングと注油も頻度を高くおこなわないといけない。細かい隙間にしみこますような用途には不適。 |
他の製品と違いワックスでの潤滑であるのでいまいち潤滑の具合がとらえにくい。 |
ワコーズとフィニッシュラインの潤滑剤の攻撃性について。 |
このように容器に各潤滑剤を入れて試験片(虫ゴム&プラスティックあえて耐油性ではない物を使用)を入れた。 |
一時間後の虫ゴムの状態。左端の元の状態からどれも変化しているのが分かる。とくにラスペネと、クライテックワックスは変化が大きい。ゆるいものほど浸透するのだろう。 |
実験前に撮影したプラスティック片。ごらんのとおりアイスのさじである。ほぼ等分になるようにニッパーでカットした。 |
数時間では変化が見られなかった。これは4日後のプラスティックの状態。虫ゴムと同様ラスペネと、クライテックワックスの変化が大きい。割れたのはふき取るときの物。自然に割れたわけではない。しかし。アイスクリームのさじが容易に割れるはずもなく明らかに潤滑剤による劣化が認められる。 |
ワコーズとフィニッシュラインのクリーナーの攻撃性について。 |
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クレキャブクリーナー |
トリフローディグリーザー |
ホーザンオーバーホールクリーナー |
ワコーズスーパージャンボ |
フィニッシュラインバイクウオッシュ |
フィニッシュラインエコテッククリーナー |
フィニッシュラインシトラスバイオソルベントディグリーザー |
10年くらい前までのこの商品はゴムプラスティックにかけると明らかに対象物を痛めていたのだが??? |
スプレータイプは泡状に出てくるのでスーパージャンボのように吹き飛ばしてのクリーニングは不可。 |
影響はきわめて大きい。ウリ文句のゴムプラスティックに影響有りませんというのは影響が出る前に乾きますと言う意味だろう。 |
影響大。中乾性であるのでこの中では気化する速度はホーザンに次ぐ。 |
変化は見られない。残ってもゴムには影響がなさそうである。 |
気化は少ない。作業後はふき取り、または洗浄の必要がある可能性も。 |
エコティック同様気化は少ない。作業後はふき取り、または洗浄の必要がある可能性有り。 |