ウーロン恐るべし・・・と言いたいところだが。

自転車クリーニングのキモはチェーンである。チェーンの洗浄には一体どれがよいのじゃろうかと言うことで今回あれこれ汁物の研究をすることとあいなった。
 目玉はウーロン。当社前に放置されて封が開いていなかったウーロン。飲むのも怖いがそのまま捨てるのも忍びないので今回実験材料となってもらった。
 当社では、チェーンクリーニングはバルビエリとパークのゴロゴロを使用しているが通常それに使用する液はフィニッシュラインのエコティックかシトラスバイオまたはパークのチェーンブライトを使用している。今回吹き飛ばし系代表のスーパージャンボと中国3千年の歴史の威力を拝見したくウーロンの参加となった。

まずはそれぞれを500mlのペットボトルに1.5フィンガー入れまして汚れたチェーンを同じ長さずつ入れます。
 右写真は入れた直後。

まずはシェイク!それぞれを同じ強さで50回上下にシェイクしました。結果はウーロンをのぞいてそれぞれ汚れが溶けてきたぜって感じです。

左端はデフォルトのチェーン。あとの並びは上写真と同じです。スーパージャンボだけ色が違いますが、これは乾きが早いからであって汚れの落方とは直接関係有りません。
 やっぱりウーロンいまいちですナー。その他のクリーナーはだいたい同じくらい落ちてます。スーパージャンボはやや劣るって感じですが。吹き飛ばしのパワーを考えると用途が違うってところでしょうか。これを見てもゴロゴロを使うならスーパージャンボをシューッとやって貯まった液でってのは無しって事ですね。
 その後再度液の中に戻し実験続行です。

で、24時間後。オー!!!ウーロンが真っ黒ではないか。やはり中国3千年は伊達ではない!時間差攻撃なのか人の見ている前では技は見せないって事なのか。とにかく期待させる色だゼ。

っだよ!ダメじゃんかよ。
 あの色は汚れが落ちたんじゃなく科学的な反応のような感じです。ウーロンが酸化したとか。とにかくチェーンの方の汚れが溶けだしてウーロンが黒くなったわけではなさそうです。
 なんで真っ黒になったのかナー。

しつこく実験。パークのゴロゴロに入れて私のマシン、程良く汚れた流星号のチェーンをクリーニングしてみました。
 結果は右写真。ダメじゃん。ほとんど透明、この後先ほどの実験で使った使い古しのチェーンブライトを入れたら汚れが落ちる落ちる。

名誉挽回に水と比較。かき回したり、ブラシでこすったりしたところ水よりはやや落ちます。

 お後がよろしいようで本日はここまで。

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