ケミカル
レスポのつぼ ちまたで話題のレスポの解説をいたしましょう。
|
チタンスプレー 納豆パワーでグルンぐるん! 定価\1,575-
\1,418-
名前はチタンだが触った感じは納豆っぽい。このナットウな粘りで油膜切れを防ぐのだ!ちなみにチタンの粒は本当に入っているがナットウは入っていない。デュラグリスにまーぜまぜして納豆デュラグリを作ることもできます。
日本のロード選手もナットウパワーで粘ってレースを完走して欲しいモノである。いつもTV中継を見てもちらっと見えただけで解説者が○○選手リタイヤです・・・・。では情けないではないか。 おっとケミカルの解説だよな。
しみこみはやや不得手であるが膜が出来てしまうのでサスのインナーチューブにちょっぴり塗って指でのばしても膜は出来る。カタログにある通りに塗ってストロークさせてはみ出たのをふき取ったのでは量を多めに使ってメーカーの思うつぼである。
床に吹いてパーツクリーナー無しでふき取るとそこだけ滑るので恨みを晴らしたい人にも良いかも知れぬ。100ml
|
|
チェーンスプレー 浸透性と親和性は高くつくわけよ! 定価\2,100-
\1,890-
その名の通りチェーンに吹くのだがこの値段はいただけない。しかしチェーン寿命が延びるのは間違いなさそうなのでチェーンが鬼のように高いカンパユーザーには良いかもね。
メーカーパンフにも有るとおりチタンスプレー、防錆潤滑スプレーとのコラボレーションで最高の動きをしてくれる。現在もスクールの会員と飯倉自身で実験中だが使い方によってはこの値段を出しても良いかナット。
超低温(−60°とか言ってたな)でも使えるのでバナナでくぎを打ちたい人も使ってくれたまえ。100ml
|
|
マシンスプレー 納豆大盛り 本来は業務用なんだとさ OPEN
\2,520-
納豆を大盛りで行きたい人はこれだ。大盛りは割安なので納豆好きには涙チョチョ切れる一品だ。
カンが金色だからハイソカーのダッシュボードにさりげなく置くのも決まるゼ!ただし炎天下でこれをやるといつ爆発するかワカランので良いこのみなさんは使い終わったカンに穴を開けて実施してくれたまえ。
チタンスプレーとあまりに容量の差があるので今後もデリバリーが続くのか心配な一品だ。300ml
|
|
オールマイティーパーツクリーナー 安かったら良かったのにネ〜。定価\1,575-\1,418-
ゴム、樹脂、シール、パッキン、塗装面を痛めないことをこれほどアピールした品も珍しいと思う。ディスクブレーキキャリパーにも使って下さいとメーカーが言うくらいだから絶対の自信があるのだろう。
汚れ落ちはぼちぼちといったところ。運用をうまくやらないとアッという間になくなるのでパーツクリーナーも要所要所で使い分けよう。ホームセンターなどで売っている得体の知れないパーツクリーナーも金属面だけだったら問題ないのだから。420ml
|
|
防錆潤滑スプレー 商品名で判断してはいけない
定価\2,520-
\2,268-
防錆はあっているが潤滑は???だ。こいつの主たる用途はコーティングだ!チェーン、プーリー表面、フレーム、サスリンク周辺、ディレーラーのパンタグラフに吹いておけば汚れが付きにくくなる。特にお勧めがチェーンをこいつでコーティングした後にチェーンスプレーで潤滑ってパターンだ。流星号でも実験しているがこの組み合わせはグットだぜ!
もう一つの特徴は優れた水置換性だ。他社のケミカルでも水置換性をうたった物は多いがJIS規格をクリアしてJIS番号がカンに表示されているのはこれだけらしい。マシンを洗車する人には洗車後のチェーン処理にグットだわな。420ml
|
|
レスポグリース 納豆パワーグリス版!! 定価\1,260-
\1,134-
ネットリ加減がそそるグリス。こいつも高いので時と場所を考えて使いましょう。おすすめはニードルベアリングを使っているパーツへの使用ですな。経年変化による劣化がほとんどないのもウリだそうだがこればっかりは今後を見てみないと本当かどうかはわからない。20ml
|
|
ラバーグリス ゴム、樹脂の救世主になれるか?? 定価\1,260-
\1,134-
色がラバーと仲良しって感じ。レスポは栄養ドリンクのマーケッティングと一緒でイメージ商品なんだろうか???極圧に強いのでカップアンドコーンのに最適であるとメーカー担当者はおっしゃっていました。20ml
|
|
アッセンブルオイル 正確なトルク管理といわれても・・・。 定価\1,260-
\1,134-
トルク管理が出来るというがこれで正確なトルクで組み立てられるわけではない。正確なトルク管理はトルクレンチがあって始めて出来るのである。これは補助をするだけだ。
赤い色がそそるわな。いかにも高そうで財布の紐がゆるみそう。財布のひものトルク管理もしてくれるとありがたい。サスオイルの添加物に使ったりレッドラムの変わりにも使えるって事なのでサスを自分でO/Hする人には良いかもです。20ml
|
|
ワコーズ
チェーンクリーナー\1,575-¥1,418-
ワコーズ新製品「チェーンクリーナー」はチェーンクリーナーではない!
カンにあるイラストの通りオートバイのチェーンのクリーナーであって自転車のチェーンクリーナーではありません。
オートバイのチェーンには粘度の高い専用品が使われています。その汚れを取るには浸透性が高くあまり揮発しないクリーナーがグットです。ワコーズの「チェーンクリーナー」はその手の品なのです。
で、自転車ではどのように使うかと言いますと汚れがひどいスプロケなどに吹き付けてしばらく放置してから(浸透させてから)拭き取るってのが良いですね。
極度に汚れが溜まったチェーンならどうかと言えば確かに他のクリーナー、スーパージャンボとかBC-9よりかは良いですが所詮ガラガラの効率や経済性には全くかないません。
スプロケ以外にもレストア作業などのクリーニングがキモになる場合にも出番有りです。とにかく揮発が遅い、浸透性が優れているという2点に注目してください。
|
|
ラスペネ\1,890-¥1,701-
一家に一本お約束の潤滑剤 当社で汎用オイルとして使用している潤滑剤です。
フッ素樹脂配合。水置換性で水に濡れていても効果的な働きをします。
噴射したときに集中して噴霧するためよけいな部分にかかることがありません。また押し加減で量の加減もできます。傾けても作業できる特殊構造。折り畳み式ノズルも便利。
一見高いようだが量がたっぷり入っていて十分納得のできるお値段。
緩いオイルなのでチェーンに使用する場合にはハードに使うとオイル切れを起こす時あり。
浸透性に優れさびた部品をゆるめたりなどには非常によい。レース会場などでワコーズのブースがあるとこれとCRC556の比較実演をしてくれる。この製品の優れた潤滑力を目の前で見せてくれる。
350ml
|
|
メンテルーブ\1,575-¥1,418-強力被膜ならこれだ! スプレーオイルとスプレーグリスの中間的存在。耐荷重性、耐摩耗性に優れるとともにスプレーグリスなどと比べればほこりもつきにくい。
スプレーグリスには期待できない浸透性もある程度は持っている。傾けても作業できる特殊構造。。折り畳み式ノズルも便利。
当社ではチェーンオイルに推奨。量が少ないのが難点か。180ml
|
|
スーパージャンボ\1,575-¥1,418-お約束のパーツクリーナー
乾くのが遅いので吹いてからブラシでジョリジョリもできる。強く押して吹き飛ばし(チェーンの洗浄とか)、弱く押せばチョロチョロ出る。使い勝手が非常によろしい。加えて名の示すとおり量もたっぷりでお値段も比較的安め。
樹脂ゴム部品についた場合にはふき取るかエアーダスターで吹きとばすなどの処置をすべきだが他社製品よりいい加減な運用をしても大丈夫なようだ。 グリップの取り付けにもグット。
これだけノズルがべっこになっているが法律上一定量以上の容量だとキャップがないといけないんだそうです。法律に引っかかるくらいに量が多い。ニクイぜ!
840ml
|
|
ワコーズBC-9
\1,575-¥1,418-速乾性、樹脂パーツにはこれだ
速乾性で樹脂に吹いてもあっという間に消えて無くなる便利なやつ。ただしそれがあだになって瞬時に作業を完了しなくてはいけない。グリップの取り付けには使いにくいだろう。
シマノのアウターワイヤーのは初めにデュラグリスが入っているが動きが鈍くなるのでインナーワイヤーをつっこんでおおざっぱにグリスを抜いた後こいつで洗浄だ。ラピットファイヤーなどのメカ部分の洗浄もこいつの方がモアベター。
650ml
|
|
シリコンルブリカントSL
\1,575-¥1,418-あれこれ使えてわりと安い
シリコンスプレーは樹脂、ゴム部品が関わる部分の潤滑に使用。無溶剤タイプで素材を侵す心配がない。フッソオイル105と似た使い勝手だがフッソのように油の下まで浸透していくような力はなくかつ膜の強さもフッソの方がリキがある。
ダウンチューブに吹いておくと泥がこびり付かない。自転車以外では剥離材としての使用もできる。静電防止、無臭、無害、難燃性で食品を扱う機械にも使用可とのことである。値段も安く量も多い。
脱脂後にインナーチューブに吹いても良いだろう。 420ml
|
|
フッソオイル105 \3,675-¥3,308-究極の潤滑剤は運用が難しい
究極の潤滑剤と呼ばれているがあれこれ考えながら使わないと効果が上がらないデリケートな品。一方、樹脂やゴムに対しても使えるのでその点ではベリーグット。
撥水、撥油性なので散布するときには汚れや水分のみならず油分まで除去する必要性がある。たとえばチェーンなどに吹いても脱脂していない場合にはなじまない。また脱脂して散布後にやはりオイルで潤滑させようと上からメンテルブなどを吹いてもこれまたなじまない。
他に優れた耐熱性(最高350°)、不燃性で絶縁体、無臭無色などの特徴があるがどれも自転車に使用する場合には関係がないだろう。
いずれにしても使うにはノウハウが必要なので安易にはおすすめできない品。
180ml
|
|
シリコングリススプレー\3,150-¥2,835-
耐水性、酸化安定性、耐候性、せん断安定性などに優れ無溶剤タイプでプラスティック、ゴムを侵す心配がない。サスの内部に噴くのに使用。作業性もよく樹脂、金属、ゴムの混合構成されているパーツに使用するのに向いている。
SLとの違いはラスペネとメンテルブとの違いと言えばよいだろうか。もっと使いたいのだが価格がネックになっている。220ml
|
|
タッピングコンパウンド\2,625-¥2,363-
一般ユーザーにはあまり関係ないが
タップ立てやフェースカット、ドリルでの穴あけ等に使用。専用品だけあって良好な性能。タップなどの歯のランニングコストを考えれば十分ペイするだろう。350ml
|
|
スレッドコンパウンド
\3,150-¥2,835-
主にチタンパーツに使用。各種微粉金属粒子と極圧剤を配合。締め付けトルクを一定にするとともにカジリや溶着を防止する。
作業性もきわめて良い。
|
|
フュエールワン¥1,500-
ガソリン添加剤。出張修理用のバイクに入れているが少々くたびれたエンジンにはよさそう。これ一本で車なら一台分バイクなら2〜3代分使える。
|
|
ワコービスタック\2,625-\2,363-
スプレーグリスとして使用できるが特徴は強力な耐水性である。通常のスプレーグリスでは乳化してしまうような環境においてもこいつは乳化の気配さえ無いという強者だ!
雨天のレース時、ドロドロコースとかでチェーンの潤滑によさげである。また研究課題が増えたな。メンテルーブに比べて高いようだが内容量を比べれば高くないよね。
|
|
|
|
シマノ純正グリス定価
\693-¥600- 一個だけ買うならこれだ
いわゆるデュラグリス。自転車専用に作られているので安心して使用できる。たとえば自動車用のグリスなどはある程度高温下で性能を発揮するようにできているが自転車では温度上昇はほとんどないので常温で性能を発揮する必要がある。それぞれ違うのだ。 色が蛍光グリーンで汚れや乳化しているのも判断しやすい。
樹脂パーツにはシリコングリスを使用する方がモアベター。50g
|
|
シマノ純正アウターケーブル用グリス定価\1470-¥1,176-
通常シマノのアウターケーブルにはデュラグリスが詰められているが実際これで運用しようとすると動きは今イチである。リリースするときにもっさり動くわけだ。そこで当社ではデュラグリスを抜いてしまってホワイトライトニングかワコーズSLを使用している。
このグリスはニューXTR用としてシマノが発売したが、要はゆるめのシリコングリスだろう。今後の研究課題としたい。
しかし高いぞ。50g
|
|
ホワイトライトニング\900-
\690-
ワックス。液状の蝋と言っても良いかも。
樹脂と金属の組み合わせでも潤滑する。
チェーンに使用するよう説明書にはあるが実際使用しているときちんと潤滑されているか心許ないところがあり2〜3回試してそれ以降やっていない。町乗り用の我が愛車流星号には使用している。普段から外に放りっぱなしの流星号には汚れの付かないこいつが良い。
アウターワイヤーに2〜3滴垂らしてやると良好な潤滑をするので勧めている。折り畳み車などワイヤーの取り回しの無理があるものには特に有効。
その他ドライな状態で潤滑させたい箇所に使用しているが潤滑の基本はやはりウエットだと思う。
|
|
その他にも多数の製品を使用していますが具体的な使用方法についてはスクールもしくはテクニカルサービスで解説しております。
油脂の使用法は運用思想、保管環境、その部品の素材、加工精度などによって適切な選択をしなければいけません。高い油脂を極力安く買ってそれを塗りつけておけば良いという物ではありません。
グループでのケミカル講義もおこなっておりますのでご相談ください。
|
|
|
フィニッシュライン各商品20%OFF。 解説はバカ研にもあります。
フィニッシュライン潤滑製品説明書
|